2014年、振り返り

今年も残すところあとわずかとなってきました。
2014年、何やってたかなとぼんやり振り返ってみたのですがまず、仕事では2年目になりました。チーム異動早々、ruby全く書いたことないのにruby系の炎上案件に巻き込まれたり(しかも基本1人でなんとかしないといけない系でした)、提案した案はことごとくボツになったり、何故か別チームの火消しやったりと人並みの苦労とか社会の厳しさみたいなものは経験したかもしれません(?)
プライベートではそうですね、やはり技術面で足りないと感じることが多かったので色々と技術系の本を読み漁ったり実際動かしたりしてました、仕事ではないのに。

過去を振り返ってみる時、本というのは形として残りつつも経験になるので他人と共有しやすいという面があると思います。

ということで、今回は思い出に残った本をいくつか紹介します(アマゾンのリンク貼ってますが、単にどういう本か確認するための簡単な手段を提供するのが目的です)

初めて読んだ本

1. 実践ハイパフォーマンスMySQL 第3版
タイトルの通り、MySQLでハイパフォーマンスを出すためのノウハウが書かれた本です。単にMySQLのことのみならず、実際に必要になる知識が書かれてます。結構分厚いですがマニアックな知識が大量に乗ってるという感じではなく、基本的なことを丁寧に説明してあります。

実践ハイパフォーマンスMySQL 第3版

実践ハイパフォーマンスMySQL 第3版

2. オブジェクト指向入門 第2版 原則・コンセプト
古い本ですが、オブジェクト指向について徹底的に書かれてます。個人的に、手続きVSデータ、のあたりは読みごたえありました。そうか、そう見ればいいのかと思わされます。

オブジェクト指向入門 第2版 原則・コンセプト (IT Architect’Archive クラシックモダン・コンピューティング)

オブジェクト指向入門 第2版 原則・コンセプト (IT Architect’Archive クラシックモダン・コンピューティング)

3. エリック・エヴァンスドメイン駆動設計
有名なDDD本。「雰囲気はわかるけど雰囲気しかわかった気がしない」と自分の周りでは評判です。「リファクタリングしつつドメイン知識に磨きをかけていくこと」というのが印象に残ってます。

エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計

エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計

4. Scalaスケーラブルプログラミング第2版
Scala関連の本と言えばとりあえずこれですかね。ちなみに、今年はScala初オレオレプロジェクトとしてボンバーマンオンラインのクローンを作ろうとしたのですがオンラインゲーム作るための知識の不足を感じていったんpendingしてます。

Scalaスケーラブルプログラミング第2版

Scalaスケーラブルプログラミング第2版

5. 増補改訂版 Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編
数学ガール」で有名な結城浩さんの著作です。マルチスレッド扱うための基本パターンをJavaを使いつつ解説してあります。FutureやActorなんかの有名パターンの解説も載ってます。

と、ここまで書いておいてまだまだあることに気付いたのですが全部書いてると大変すぎるのでこのへんで… 次は読み直した本です

読み直した本

6. 詳解UNIXプログラミング
いわゆるAPUEですね。UNIXシステムの基本に立ち返りたくなった時、たまに読み直してましたがとりあえずman読むでもいいかも?あと、内容が結構古い。個人的には、次のステップとしてLinuxカーネル2.6解読室が気になってます。

Linuxカーネル2.6解読室

Linuxカーネル2.6解読室

詳解UNIXプログラミング

詳解UNIXプログラミング

  • 作者: W.リチャードスティーヴンス,W.Richard Stevens,大木敦雄
  • 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
  • 発売日: 2000/12
  • メディア: 単行本
  • 購入: 8人 クリック: 103回
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7. UNIXネットワークプログラミング〈Vol.1〉ネットワークAPI:ソケットとXTI
ネットワークプログラミングに必要なノウハウが書かれています。かなり分厚い本です。vol1ではネットワークライブラリの使い方の説明がメインで、ライブラリの実装については軽く触れる程度です。例えば、TCP的にFINを送る方法はわかりますがその実現方法まではこの本だけではわかりません。

UNIXネットワークプログラミング〈Vol.1〉ネットワークAPI:ソケットとXTI

UNIXネットワークプログラミング〈Vol.1〉ネットワークAPI:ソケットとXTI

  • 作者: W.リチャードスティーヴンス,W.Richard Stevens,篠田陽一
  • 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
  • 発売日: 1999/07
  • メディア: 単行本
  • 購入: 8人 クリック: 151回
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8. CPUの創り方
結構前に買ってちょっと読んで放置してたらしいので読み返してます。かなりアナログなところから解説されており読み応えあります。ラーメンタイマ作るのにこんなに手間がかかるのか… と思わされます。

CPUの創りかた

CPUの創りかた

と、ここまで書いておいて直ぐ終わるだろうともくろんでいましたが意外と時間がかかって大変なことに気付きました… まだありますが技術ネタはこれで終了します。

非技術系

振り返ってみて、新しい本はほとんど買ってなくて学生時代読んでたものを読み返したりとかしてました。

9. ギリシア神話(上)(下)
ギリシア神話は学生時代ハマりました。色々なアニメやゲームの元ネタになってたり、西洋古典文学にも元ネタとして出てくることが多く背景知識として知っておくと色々捗りそうだと思ったのがきっかけだった気がします。以前、ギリシアの白地図に各地で祭られてる神様の名前とか縁のある王族の名前とか書きこんで熱心に覚えた記憶があるのですが、久しぶりに読み直すと大体頭から抜けてました。

ギリシア神話〈上〉 (新潮文庫)

ギリシア神話〈上〉 (新潮文庫)

10. 近代絵画史(上)(下)
学生時代、芸術にかぶれてたころ熱心に読んでました。19世紀初頭から近代までの雰囲気がわかった気分になれます。同じ著者による「名画を見る眼」「続・名画を見る眼」もオススメです。

名画を見る眼 (岩波新書)

名画を見る眼 (岩波新書)

11. 風と共に去りぬ(1)~(5)
南北戦争ネタの超有名作。新調文庫で全5巻あって長いのでじっくり読めます。上手く言えないのですが、「悲しいけどこれ、戦争なのよね」みたいな感想です。

風と共に去りぬ (1) (新潮文庫)

風と共に去りぬ (1) (新潮文庫)


というところで、2015年もよろしくお願いします。